2011年11月12日
転職市場の今昔。
福島の知人から、3.11以降の被災地の状況を教えてもらいました。
マスメディアでは報道されないような情報ばかりで、
大阪にいる私が到底知る由もないような事ばかりで、本当に驚きました。
もう日本のメディアは終わったなと感じさせられました。
さて、先日、ある病院の事務長とこんな話をしていました。
6,7年前と比べて、明らかに医師の転職市場が変化したという内容で、
まさに医師の転職バブルが頂点に来ていたのがこの時期です。
そう、初期研修制度が導入された2004年当時です。
当時は、医師が「週4日勤務で当直はしない、年収はいくら以上」と希望すれば、
エージェントは条件交渉を病院に持ちかける。
ただ、交渉といっても、たいていは病院側はそれをのむしかないない、
というのが実際でした。
ところが、ここ最近はこのような医師の要求は余程のケースでない限り通用しません。
とくに医師数が増えたわけでもありません。
私は、各病院が医師に対しての評価を適正にするようになってきたのだと感じます。
つまり、病院にとって必要な人材かどうか、長く貢献してもらえる医師かどうか、
このことを考えられる余裕が少し生まれてきたのではないでしょうか。
ただし、これはまだまだ都市部とその周辺の事情であって、
地方に行けば、いまだに「どんな医師でもいいから、とにかく人が欲しい」
という状況は続いていますが。
そのような目線で、改めてここ最近の私の実績を見直してみたところ、
成約事例においては、医師には医療に対する目的意識が高かったことが明白です。
ご自身の目的と病院の目指す方向が一致することがほぼすべての案件のポイントでした。
今後は、もっとこの傾向は強くなると思います。
最近相談を受けた医師の中には、「ますます病院にこき使われる時代がくる」
というような表現をされた方がおられましたが、そうは思いません。
医療業界は、一般企業と比べて随分と遅れをとっている側面があります。
企業に貢献できない社員に、なぜ価値があるのでしょうか?
医療業界も、そのような方向にようやく舵を取り始めただけのことであり、
働くということは、本来そうではないでしょうか。
私がお手伝いした医師の中には、相場よりも相当高い年収を得ている先生がいますが、
その先生は、24時間365日、緊急カテも対応しているだけではなく、
講演会などにも尽力しておられます。
まとまりのない文章になっていまいましたが、病院側はさらに正当に評価していくことで、
良い方向に進んでいくように感じています。